■メインキャラクター一覧■

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アントニオ（通称　アントン）
	百合根の飼い猫。かつて百合根がバクチ屋「遊興倶楽部」を経営していた頃、片腕として活躍。ケンカが強く百合根の誇るべき最強の猫だった。しかし小鉄と戦った時、キンタマを取られてまさかの敗北。最後には犬に殺されてしまう。最愛の猫の死にショックを受けた百合根はかつての勇姿を残そうとハク製にした。毎月の命日には百合根がお経を上げている。

花井拳骨（通称　花井のオッちゃん）
テツの小学校時代の担任。また、テツとヨシ江の仲人でもある。チエの家とは家族ぐるみのつき合いをしている。いつまでも変わらずやんちゃなテツを叱る、いわば“お目付役”。よって、テツがいまなお頭の上がらない人物でもある。小学校教師を引退した後は中国文学の研究者として活躍。実はその分野では高名な“インテリ”でもあるのだ。

花井渉（通称　花井センセ）
	チエの小学校の担任教師であり、拳骨の息子でもある。父、拳骨のおおらかな性格とは違い、生真面目で模範的な教師。テツが拳骨に叱られると、なにかと八つ当たりをうけてしまう。母親の亡き後、東京で暮らしていたこともあり、大阪弁を使わない数少ない西萩町の住民である。妻の朝子とも東京で生活していた時に知り合っている。

花井朝子（通称　朝子）
渉の妻。旧姓は向井。渉との結婚を機に大阪に住みはじめたのだが、あっけらかんとした性格と男まさりの心の強さで、西萩の女性陣の一員としてとけ込む。時には渉を尻にしくことも。警察署ラグビー部のコーチをしていたこともあり、その時はテツたちの西萩町チームと警察官チームとの勝負を仕切った。