コミックス資料館

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第46巻 <もくじ>

第45部、ダイジェストの巻
走る米谷さんの巻
米谷さんへの手紙の巻
本日休養日の巻
ひょうたん池一周マラソンの巻
和解の日の巻
迷えるロックの巻
ロックとの再会の巻
秋田県事件始末①の巻
秋田県事件始末②の巻
秋田県事件始末③の巻
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第1話 第45部、ダイジェストの巻
石の首飾り事件についてのおさらい。テツとチエがひょうたん池を散歩しているときに見つけた石の首飾りをめぐり騒動が起きた。小鉄やジュニア、 ウンコ丸と呼ばれる謎の猫やその飼い主である転校生の里子、チエやヒラメ、テツまでもが総動員で巻き込まれ、事態はどんどん複雑になってゆく。話はおバァのもとにテツから秋田県にいると電話があったところから再開する。
第2話 走る米谷さんの巻
冬休みの直前に実施されるひょうたん池マラソンを控え、毎日の耐寒マラソンに力を入れる小学生達。練習では里子とチエの実力は同じくらいに見えるが、ヒラメは走り終わったあとに里子が苦しそうにしているのを見逃さなかった。走ったあとでも息を切らしていないチエと同じペースで走るのは辛そうだ。だが、なんとしてもチエにマラソンで1位になってもらいたいと願うマサルはチエの家に自分が仕上げた宿題のノートを持って応援に来たのだが……。
第3話 米谷さんへの手紙の巻
マラソンに備えて放課後も一生懸命練習をする里子。そこをたまたま通りがかった渉は里子の頑張りをほめ、チエやヒラメとも仲良くするように言う。その様子を見ていたジュニア。里子の前に姿を見せて、なんとか事情を説明しようとするが言葉が通じず無駄に終わってしまった。やがて、通りすがりの街の本屋で立ち読みする学生に本屋の主人が注意している隙に本を万引きをする。ジュニアは本を百合根に読ませて一音ずつ言葉を拾って、里子に手紙を書いてもらうよう試みるのであった。
第4話 本日休養日の巻
百合根が本を読み、書いてもらいたい文字を喋った瞬間にジュニアが丸太ン棒を叩くという果てしなく効率の悪い方法で二人の手紙作りが始まったが、じきに百合根がジュニアの意図いるところを理解して「ち……といえばチエちゃんか!」と徐々にペースも上がってきた。完成した手紙をあらためて読んだ百合根はすべてを理解した。ひょうたん池マラソンを前日に控えて仕事を休めとマサルが騒いでいるチエの店に行き、皆に真相を説明する百合根だった。説明が終わったとき、おバァが来た。テツから電話があり、明日帰ってくるというのだ。
第5話 ひょうたん池一周マラソンの巻
いよいよひょうたん池マラソンの当日。朝、起きると店の前にマサルが激励の張り紙をしていたが、チエはいつものように走るだけと至って冷静。そろそろマラソンがスタートするというときに寝坊したジュニアが里子に手紙を渡しに来た。だが、先生が集合の合図をしたために渡しただけで呼んでもらう時間がなかった。調子よく走るチエに付いていく里子だが、尋常ではないチエのペースに付いていくうちに気分が悪くなり、そのうち倒れてしまったのだ。
第6話 和解の日の巻
ついにテツが秋田から帰ってきた。だが、道中かなり苦労をしたらしく、ずっとブツブツと文句を言っている。一方、マラソン中に倒れた里子の見舞いに行ったチエとヒラメ、渉の三人はすっかり具合の良くなった里子と対面。しかも里子はジュニアの持ってきた手紙を読んですっかり誤解も解けていた。その後、手紙を書いてくれた百合根に礼を言おうということになり、百合根の元に向かうチエとヒラメ、里子。だが、百合根はテツが帰ってくる日に会わせて酒を呑んでおり大荒れ。話どころではなかった。
第7話 迷えるロックの巻
里子がマラソンで倒れたことが気になっていたマサル。そのまま冬休みに入っていたので彼はその後の状況をしらなかったのだ。マサルがチエの元に出向くと、チエはこれから学習塾に行くと答えたのでマサルはまた具合が悪くなる。チエの言う塾とは、ヒラメと一緒に里子の家で宿題をすることだった。すっかり仲がよくなったチエ、ヒラメと里子は楽しく冬の宿題を進めた。一方、ジュニアが本を万引きした事はシラフに戻った百合根が平謝りして一件落着。落ち着きを取り戻した人間達であった。
第8話 ロックとの再会の巻
ひょうたん池まで戻ってきたものの、里子に会わす顔がないとごねるロック。あきれた小鉄はひと足先に家に帰るが、そこにはいまだにブツブツ文句を言っているテツがいた。チエは小鉄に事情を聞くと、人間の言葉が喋れない小鉄は地面にひょうたん池の絵を描いた。池に向かうチエ達。だが、ひょうたん池では駄目な自分を逆さ吊りにしてくれとジュニアに頼むロックの姿が。それを見た人間達が誤解をして事態はまた混乱するが……。
第9話 秋田県事件始末①の巻
ジュニアによる今までの経緯の説明が始まる。話は小鉄が雷蔵と呼ばれていたころ、争いに疲れて秋田の海岸で休んでいた時にさかのぼる。子供がよくやる、水面に石を投げてバウンドさせる遊びが上手かった小鉄はその海岸で一躍有名人となるが、彼をライバル視する猫がいた。それがロック。しかも小鉄はロックが片思いしていたメス猫に惚れられ、さらにロックに「ウンコ丸」という名を付けてしまったので、面倒になってその場を去ったが、ロックは小鉄を逆恨みしたのであった。
第10話 秋田県事件始末②の巻
ロックが小鉄を逆恨みした理由はヨッちゃんと呼ばれるメス猫が小鉄が暇つぶしに作った石の首飾りを欲しがったのと、小鉄がロックを「ウンコ丸」と呼んだから。面倒を避けたい小鉄は首飾りを捨てて去ったが、ヨッちゃんはそれを悲しんで自殺してしまう。人生に失望したロックは首飾りを持って小鉄をやっつける決心をするが、そこを猫好きの里子に拾われたのであった。
第11話 秋田県事件始末③の巻
……と、ここまでがロックの言い分だが、真相は少し違うのであった。ヨッちゃんは自殺したのではなく、サーファーの猫にナンパされて付いていっただけ。しかも相当な浮気性で、ひさしぶりに秋田に帰ったロックと小鉄の前には父親が違うヨッちゃんの子供がワンサカいた。しかもプレゼントをもらうのも大好きで、いろいろなオス猫からアクセサリーをたくさんもらったという。ということで猫達の間では一件落着と相成ったが、騒動に巻き込まれて秋田往復をすることになったテツは相変わらずブツクサと文句を言うのであった。