コミックス資料館

47巻イメージ

第47巻 <もくじ>

なんだか変な この頃の巻
雨の日はテッちゃんと一緒の巻
テツの出前保健所の巻
アルバイトが見つかったの巻
気になるアルバイトの巻
やっぱり変なアルバイトの巻
アルバイトの正体の巻
ピンチの時の切り札の巻
切り札の切り札の巻
引越しの真相の巻
料理コンテストの巻
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第1話 なんだか変な この頃の巻
「なんかおかしい」。テツの心はどこかパッとしない。その原因を探ろうとチエやマサルに声を掛けるが、どうにも相手にしてもらえない。そこに渉と拳骨があらわれた。チエが最近宿題も忘れず、成績も上がってきたのは、テツの相手をしないせいだと言う。拳骨は、そんな好調のチエの様子を見ようと花井家のみんなでチエの店にいくことに。ニコニコと笑顔でテキパキと働くチエ。だが、それがどうにも気に入らないテツであった。
第2話 雨の日はテッちゃんと一緒の巻
チエの機嫌が良い理由は石の首輪騒動がおさまり、里子と仲良くなったからであった。今日もチエと里子、ヒラメの三人はひょうたん池のほとりで宿題や絵画に励んでいる。それ木の陰から覗くテツ。やがて雨が降り始めると、ここぞとばかりに3人にウチで雨宿りしろと呼び寄せるテツ。あらためて里子と対面したテツは自己紹介などをするが、そんなところにカルメラ兄がやってきて「弟が食中毒になった」と騒ぐのであった。
第3話 テツの出前保健所の巻
弟が食中毒で寝込んでいるので1人で忙しく店を切り盛りするカルメラ兄。弟も責任を感じて具合が悪い体をおして店に出てきた。そんなところに保健所を名乗るテツが殺虫剤を持ってやってきた。あっけに取られる客に殺虫剤をシュツシュッとかけながら「こんなラーメンを食べていたらコレラになるで」と嘘をつくのだ。それを聞いたオバァが駆けつけ、テツをとりあえず殴ったあとテツにラーメン屋を手伝えと命じたのであった。
第4話 アルバイトが見つかったの巻
日曜日。テツがカルメラ亭でアルバイトをしている隙に、チエはヒラメと里子を家に呼んだ。ヨシ江も交えて大福の食べ方などで盛り上がる4人。だが、話題が父親のことになると急に黙り込む里子。一方、アルバイト中のテツは見張り役の小鉄に客を殴った回数をチェックされ、たまにおバァが来るといろいろ命令されて疲労こんぱい。そこで、仕事を辞めたそうだった客をむりやりアルバイトに仕立てるのであった。
第5話 気になるアルバイトの巻
チエが学校から家に戻るとおバァが鏡台で自分の顔を見つめていた。何をしているのかと聞けば、カルメラの店で働いているアルバイトは自分の顔が怖くて本音を語らないのではないかというのだ。もともとテツが強引に誘って働き始めた青年。自分のことも怖いと思っていてもおかしくないというおバァ。そこでチエが確かめに行くと青年は不思議なくらいマジメに働いている。が、次にヨシ江を確かめに行かせると明らかに反応が違ったのだ。
第6話 やっぱり変なアルバイトの巻
カルメラ亭のアルバイトは自分が脅しているのではないと疑いが晴れて上機嫌のテツ。だが、チエはなぜアルバイトがヨシ江を見て驚いたのかが気になる。それをテツは、あのアルバイトはヨシ江に似た嫁さん逃げられたのだと推測した。チエの学校で料理コンテストが開催されることになり、チエとヒラメ、里子もチームを組んで出場することになった。チエはヨシ江が得意な餃子で勝負することに決め、張り切る。やがて、テツが帰ってきた。テツはアルバイトが自らの意志で今後もタダ働きでカルメラ亭に残ることになったと伝えた。
第7話 アルバイトの正体の巻
今日は料理コンテストに備えて、チエとヒラメが里子の家に泊まり込みで料理の練習をする日。途中でヒラメと落ち合ったチエはカルメラ兄弟のラーメン屋に行き、餃子の包み方を教えてもらおうとカルメラ兄弟のところへ。兄弟は、弟の具合がよくなってアルバイト代が払えなくなっているのに、青年が働かせてくれと言いだしたことに困惑していた。その後、里子の家に行くと里子は父の仕事の都合でまた引っ越しするかもしれないと浮かぬ顔。やがて、里子の父が帰ってきた。なんと里子の父の正体は、カルメラ兄弟の店で働くアルバイト青年だったのだ。
第8話 ピンチの時の切り札の巻
今日は料理コンテスト。周りは話にならない参加者ばかりだったので、チエ達が優勝。だが、里子は里子の父とボートに乗って去ってしまう……というのは昨晩、一睡もできなかったチエが学校の机で見た夢。里子が引っ越しする原因はテツにあるのでは、と考えたチエは家に帰ってくるにテツを下駄で2発殴って里子の父の正体を伝える。訳のわからないテツは仕事を終えて帰ってきたヨシ江を“切り札”としてカルメラ兄弟の店に話を聞きに行かせた。
第9話 切り札の切り札の巻
結局、ヨシ江が戻ってきたのは夜中。チエとテツは寝てしまい、朝も聞きそびれてしまった。結局、昼になって事の真相がわかった。なんと里子の父が会社を辞めたというのだ……。晩になって、チエの店に百合根が来た。百合根は昨晩ヨシ江達と何か話ていたらしいが、酔いの最中で覚えていないという。やがて里子の父とヨシ江が説明にきた。昨晩、ヨシ江に相談をしていた里子の父は、なぜか百合根の店に引っ越すことに決めたと言い出す。酔いが招いた意外な展開に百合根は大慌てで逃げ出す……。
第10話 引越しの真相の巻
警官のミツルが街を巡回していると、朝からテツやカルメラ兄弟、チエ、ヒラメ、猫達までもが荷物を運んでいる。不思議に思ったミツルがテツに聞くと、里子が百合根の家の二階に住むことになったから引っ越しをしているのだという。ヨシ江が里子の父に話を聞きに行った晩、酔った百合根が乱入し、会社を辞めると社宅を出なければならないという里子の父に「明日からウチに来い」と言ったのだ。普段は遠慮がちな里子の父だが、今回ばかりは世話になろうということで覚悟を決めた。
第11話 料理コンテストの巻
里子の父の仕事の問題も一段落。ついに料理コンテストの日が訪れた。得意な餃子とカレーを作るチエ達を尻目に、高級なエビを使ったフランス料理で一発勝負しようとするマサル。だが、マサルは不安だった。子供がフランス料理などを作ることに反対していたマサルの父が、せっかく買ってあったオマールエビを朝から食べてしまったのだ。マサルの母が間に合うように買って届けるということになっていたが、マサルの母が学校に来たところでロックがゴキブリを使って撃退。顔面蒼白のマサルをよそにチエ達は調子をあげるのだった。