コミックス資料館

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第5巻 <もくじ>

テツの退院の巻
ミツルの仲人は誰?の巻
テツの復活の巻
忙しい 忙しい一日の巻
ミツルのお嫁さんの巻
花井拳骨“毎朝出版文化省”受賞記念講演会の巻
仲人の予行演習 の巻
ミツルの結婚式の巻
ヒラメちゃんのソロバンの巻
ひょうたん池の決闘①の巻
ひょうたん池の決闘②の巻
ボートレースの場外乱闘の巻
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第1話 「大阪カブの会」序の巻
地獄組のボスと子分がお好み焼屋を訪れた。地獄組で秘密のカブ大会「大阪カブの会」が開催されることが決まり、テツが来るのを阻止したいボスは、元バクチ屋の百合根に知恵をもらいきたのだ。その矢先にテツが登場。ボスはテツにどつかれて喋ってしまう。百合根は事情をチエに話して協力を求めた。チエはその帰り道、大喜びするおジィと会った。急に働きはじめたテツをみて「生まれ変わった」と言うおジィにチエは白け気味。バクチの資金を稼ぐために働いているのは明かだったからだ。
第2話 ガンバロウの巻
今日は終業式。チエの通信簿は体育を除いて、みんな「がんばろう」の評価。テツに見られないように隠したが、見つかってしまった。弱みにつけこんで天ぷらうどんをおごらせるテツ。通信簿の話をしているうち、小学校時代に拳骨に「メチャメチャ劣る」と評価されたことを思いだし、拳骨の家へ行くことに。拳骨は「テツが通信簿を隠したからおバァにどつかれた」の一言。その言葉にチエは胸をドキリとさせた。チエはとっさに「お父はんが取りあげた」とウソをつきテツに取られた通信簿を取り戻どすことに成功した。
第3話 ああ ホンコン、マカオの旅の巻
チエとヒラメは商店街の歳末福引き会場にいた。30回も引く強者が登場。地獄組のボスだ。29回のスカの後、最後の1回をクジ運の強いチエに託すことにした。やる気なくチエが引いた結果は、なんと特賞「ホンコンマカオの旅」の当選。夜になり、店に百合根がきた。テツにホンコンマカオの旅行を誘いにきたのだ。地獄組のボスからタダで招待されたということにピンときたテツは、その旅券を奪ってカルメラに売りつけてしまった。テツはその旅行の日こそが「大阪カブの会」の開催日であることに気付いたのだ。
第4話 お正月には初詣の巻
今日はお正月。晴れ着を着て、家の前で写真撮影をするチエとヨシ江。おバァとおジィが店にやってきた。フテ寝をしているテツを無視するおバァ。拳骨が来たとき、チエが投げ弾を持っていることに気付いた。それを拳骨はテツの頭めがけて投げて……。みんな揃い初詣へ向かった。出店でテツは狐のお面を購入した。それを見て呆れるチエとおバァだったが、テツにはなにか意図があるようだ。テツは賽銭箱に1000円を投げ入れて、「大阪カブの会」での願をかけたのだった。
第5話 「大阪カブの会」いよいよその日がきた―の巻
「大阪カブの会」の開催が間近らしいチエはそのことで悩みっぱなし。そのときテツが回転焼を持って現れた。チエとカブをしてほしいからだ。チエはテツを叩いてやろうと付き合うことに。案の上、手の内がすべて顔にでるテツはチエに翻弄され負け続けた。しかし、最後になってテツが狐のお面を付けだした。テツの表情が読めないチエは、大失敗してインケツに。テツに自信をつけてしまいチエは不安になる。そのときミツルが来た。会場の地獄組に手入れをする予定であることを、こっそり打ち明けたのだ。
第6話 「大阪カブの会」猫もしゃくしも地獄組へ―の巻
テツは百合根の店にいた。日本酒を百合根に呑ませていたのだ。目が据わった百合根にテツはここぞとばかり「大阪カブの会」の参加を勧めた。話を聞くやいなやアントニオのハク製を持って地獄組に乗り込む百合根、その後ろをほくそ笑んでついていくテツ。テツの目論見は見事に果たされた。そのころチエはおバァと地獄組に向かっていた。テツのブタ箱入りを阻止しなければいけない。地獄組侵入に成功したテツと百合根。いよいよ波乱の「大阪カブの会」が始まる……。
第7話 「大阪カブの会」ポリ公がきたらはいビスコ―の巻
地獄組ビルの周りは不気味な静寂。チエとおバァは地獄組前のラーメン屋台で、騒動が起きるまでの間、待つことに。その側でミツルも参加する警察の突撃隊も突入の時を待っていた。その頃、中では「大阪カブの会」が始まった。お面をつけたテツと百合根はバカヅキの連続で大はしゃぎ。あげくに見かねたヤーさんとケンカを始める始末。いっぽう、タイミングを計っていた警察の突撃隊は、いよいよ突入を決意した……。
第8話 「大阪カブの会」地獄組乱闘編―の巻
カブ勝負で勝ちまくったテツと百合根の前には一枚千円の“ビスコ”が山積みに。最後に地獄組のボスが、組の看板と命運を背負ってテツと勝負しようとした矢先、警察の突撃隊が乗り込んできた。テツたち、ヤーさん、警察の三つどもえで大騒動に。小鉄とジュニアが退路をつくり、二人は雨どいづたいに、落ちながらもなんとか脱出に成功。おバァたちはラーメン屋から借りた屋台に二人を乗せて、地獄組前を逃げるように離れたのだった。
第9話 ゴミ箱のアントニオの巻
チエは、「大阪カブの会」のときにテツと百合根が付けていたお面を燃やして処分した。そのときカルメラ兄弟がボロボロの姿になって旅行から帰ってきた。ホンコンでの麻雀で地元ヤクザに袋叩きにあったのだ。続いて現れたのは百合根。「カブの会」の記憶がまるでない百合根は行方不明になったアントニオの剥製を探しているところなのだ。罰として天井裏に閉じこめられているテツに行方を聞いたチエ。どうやら剥製は地獄組にあるらしいとのこと。チエとヒラメも加わりアントニオを探すことにした。
第10話 テツの格闘技指南の巻
罰が済んで、数日ぶりに表にでたテツ。食卓ではおバァたちに向かって文句の言葉しかでてこない。やがて、ノブ子が訪れた。ミツルが「大阪カブの会」での活躍で交番の責任者に昇進した報告にきた次第。これから拳骨のところへ向かうノブ子たちと別れて、テツは一人でミツルを冷やかしに交番へ。しかし、ミツルは警ら中で不在。テツは本署で格闘技を教えているとデタラメを言って後輩の警官相手に武術指南をはじめた。テツが披露しようとした警棒の「真剣白羽取り」は見事に失敗。テツの頭に激しく当たってしまった……。
第11話 内股がやってきた“オエ”の巻
猛ダッシュで家に戻ってきたテツ。チエに居留守を命じて奥の間に閉じこもってしまった。やがて、派手な化粧でぶさいくな女性が店に登場。「テッちゃん居る?」の言葉にチエはびびるがなんとか追い出すことに成功した。その女性は正体はなんと地獄組のボスの弟。ボスのことでテツに会いにきたのだが、惚れてしまったのだ。一方、ジュニアも気持ち悪いものを目撃していた。小鉄はジュニアに連れられるままにひょうたん池へ。そこに居たのは、小鉄にタマを二つ抜かれてオカマになった「ドテラの留吉」だった。
第12話 刑ム所訪問の巻
テツは弟が二度とこないよう頼むため、嫌々、地獄組のボスが収監されている刑務所に行くことにした。チエと“謝り役”として百合根を連れていき電車に乗り込む。何を謝らなければいけないのかぶつぶつ文句をいう百合根。刑務所の談話室でコタツを囲み地獄組のボスと会う。百合根の差し入れのお好み焼を食べながら、テツに翻弄された人生を振り返るボス。百合根もそれを聞いて感傷的になってしまった。