コミックス資料館

29巻イメージ

第29巻 <もくじ>

テツに客は来ないの巻
商売繁盛ゲン直しの巻
テツの白星ホルモンの巻
さぁ勝ち越しだの巻
エイハブの逆襲①の巻
エイハブの逆襲②の巻
エイハブの逆襲③の巻
エイハブの逆襲④の巻
ユニフォームの品切れの巻
黒シャツパワーの巻
黒シャツの群れの巻
黒シャツ騒動お忘れ会の巻
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第1話 テツに客は来ないの巻
玉ちゃんが言っていた二十年殺しを無事に乗り越えたテツは、気色が悪いほど性格が変わっていた。そして今日から働くと言い出したテツはエプロン姿になる。そんな姿を見せたくないチエは、ヒラメをお好み焼き屋に誘う。その帰り、丁度入れ違いで相撲取りが入っていくのを見てチエは羨ましくなる。そしてチエの店が開店するが、テツが店に居ては客が寄り付かない。そこへ百合根が相撲取りのヤケ食いに困って助っ人を頼みに来る。
第2話 商売繁盛ゲン直しの巻
チエはヒラメからこの間の相撲取りが鰻谷というシコ名で、初日から五連敗中だということを教えてもらった。そしてテレビを見るが鰻谷は今日も負けて六連敗になってしまった。その頃、テツは百合根やカルメラ兄弟、ヤクザを脅して大量の予約を入れ、ホルモンを焼きまくっていた。そこへ「ゲン直し」の声が聞こえて来る。昨日の鰻谷とそのタニマチが今度はチエの店に来たのだ。そしてチエの店はこの日貸切になり、大量の予約客は外で飲むことになってしまった。
第3話 テツの白星ホルモンの巻
昨日のテツのホルモンが効いたのか、鰻谷は別人のような強さで初日を出した。そして今日はゲン直しからゲンかつぎに、鰻谷一行がまた店にやって来た。こうして次の日も次の日もといった感じで四連勝。浮かれるみんなとは対照的にテツには限界が近づいていた。さらに悪いことにタニマチが連敗中の別の力士二人を連れて来て、次の日には三人まとめて勝ったものだからテツは本気で危機感を感じていた。
第4話 さぁ勝ち越しだの巻
テツの白星ホルモンを食べに来る力士が三人になってチエ達はさらに忙しくなった。その中でテツは一人、まるで何かを我慢しているようにおとなしくなっていた。それでも鰻谷達三人は七勝目、勝ち越し寸前までこぎつけた。そして翌日の勝ち越しをかけたこの日の三人は、これまでで最高の食べっぷり暴れっぷりで帰っていった。そして皆が後片付けに追われている頃、テツは不気味な笑みを浮かべ姿を消した。その後の鰻谷達は……。
第5話 エイハブの逆襲①の巻
鰻谷達が謎の休場で騒動が丁度一区切りした頃、久しぶりの登場になる小鉄とジュニアは連日酒を飲んでいた。しかし、小鉄はそろそろチエが心配するだろうから一人で帰ることにした。するとジュニアはエイハブという猫に出会い、モービーディックという猫のことを訪ねられる。そこでジュニアは狙われる猫は小鉄だろうと思い、チエの店の場所を教える。そしてチエの店にモリが打ち込まれる騒ぎが起きる。
第6話 エイハブの逆襲②の巻
今、百合根の家にはチエに追い出された小鉄と、モリから逃げてきたテツが転がり込んでいた。しかも百合根はすでに出来あがっているという最悪の状況だった。その頃ジュニアは小鉄とエイハブの対決を見にチエの家に行くが、そこにはモリの穴を塞ぐチエしかいなかった。しかたないので、ジュニアはそこにあったモリを持って百合根の所に帰る。しかしジュニアのモリを見たテツと百合根が乱闘になり、小鉄はジュニアとひょうたん池に戻りジュニアに事情を聞く……。
第7話 エイハブの逆襲③の巻
小鉄はジュニアのカン違いのためにこんな目にあったことで怒り、ジュニアをエイハブに説明させに行かせてモリを預かる。そこへモリを見つけた本物のモービーディックが来て石を投げる。一方、ジュニアはエイハブを連れて小鉄の元へ。するとエイハブはノビた小鉄を見て、野郎は無地の白猫だと怒る。そして目を覚ました小鉄とエイハブはジュニアにあたる。すると店からホルモンを盗んだモービーディックに追われたチエがやって来た。
第8話 エイハブの逆襲④の巻
エイハブはモービーディックの匂いを察知して進んでいく。そこではモービーディックが盗んだホルモンを食べていた。小鉄はどつきに行こうとするが「野郎はワシが殺るんでい」とエイハブに邪魔をされ、ホルモンを全部食われてしまう。そしてエイハブとモービーディックの対決になるが、カナヅチのエイハブは池に逃げたモービーディックに手が出せない。次にボートに乗るが転覆させられエイハブが絶体絶命の時、小鉄の必殺技が炸裂した。
第9話 ユニフォームの品切れの巻
この日、チエが帰るとテツがタンスをひっくり返していた。いつも着ている黒シャツがなくなったというのだ。仕方なく買いに行くのだが、まとめて買っていく子供がいるので品切れだと店の主人は言う。帰ったテツはシャツを切らしたヨシ江へのイヤ味でスーツを着こむ。その頃ミツルはテツみたいな黒シャツを着た不良を注意する。その後、おバァも同じような不良を見るが、テツが関係ないことでとりあえず安心する。
第10話 黒シャツパワーの巻
チエはテツの黒シャツを買いに行くが、また売れてしまっていた。チエは帰りにちょうど自分と同じぐらいの子供が買っていくという主人の言葉を思い出し、気にかかる。そしてテツはシャツがまた買えなかったことで、ついにガキを捕まえると言い出し外へ出て行く。チエは家の前を通りがかった黒シャツの不良に会ってコケザルがシャツを買っていた張本人だと確信する。一方テツは黒シャツにわざと下手にでて、売っている場所をつきとめようとしていた。
第11話 黒シャツの群れの巻
テツは不良をだましてシャツを売っている所へ行けることになり、相手はどんなヤクザだろうと期待していた。そこへ不良はガキを一人見つけろと言ってきたのでテツは丸太を捕まえる。こうしてシャツを売っている場所に着くが、そこはチエ達の学校だった。そして、シャツを売っていた犯人はチエの予想通りコケザルで、シャツを売ったものにも買ったものにもテツの罰ゲームが待っていたのだった。
第12話 黒シャツ騒動お忘れ会の巻
朝からチエは憂ウツだった。理由は最初に黒シャツを買い忘れたヨシ江に対するイヤ味で、テツが店中に不良から取り上げた黒シャツを吊るしたことと、今日のお忘れ会の2つだ。お忘れ会はおバァの発案で、今回コケザルが儲けたお金で迷惑した人間が集まるというものだった。しかし、いざ始めるとメンバーがチエ、ヒラメ、丸太、おバァ、そしてコケザルとテツ。話がまとまるはずがない。結局お好み焼き屋に行くことになったが、百合根がこの時大変な状態だった……。