コミックス資料館

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第22巻 <もくじ>

働くカルメラの巻
働くカルメラ「きざら事件」の巻①
働くカルメラ「きざら事件」の巻②
雨の日・父の日の巻
無口な「う~」テツの巻
梅雨明けの夜の狂宴の巻
上等の迷い猫の巻
テツになつく不吉な猫の巻
歓迎東京ヤクザ様の巻
真夏のエンドレス・カブpart1の巻
真夏のエンドレス・カブpart2の巻
真夏のエンドレス・カブpart3の巻
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第1話 働くカルメラの巻
仕事を探していたカルメラ兄は中華料理屋に就職した。もうカルメラ兄の焼くカルメラが食べれなくなるのかと少し寂しがるチエとヒラメ。しかし、ヒラメがチエの家にカルメラを持ってきた。カルメラ兄はカルメラ屋をやめてはいなかったのだ。チエ、テツ、ヒラメはカルメラ兄のところへ行ってみる。聞けば中華料理屋とカルメラ屋を掛け持ちしているという。そんなカルメラ兄をののしるテツ。感動するおバァだった。
第2話 働くカルメラ「きざら事件」の巻①
カルメラ兄は、みんなが次から次へとカルメラを買いに来ることをあまり良く思っていなかった。働き者の自分に同情され無理に買っていると思いこんでいた。そんな中、カルメラ兄の店に誰かがカルメラの材料である「きざら」を五袋も置いていった。きざらを置いていった犯人をチエと探すことに。入れ違いでテツとミツルがくる。ミツルが言うには酒屋できざらが五袋盗まれたらしい。犯人はカルメラ兄と決めつけるテツだが……。
第3話 働くカルメラ「きざら事件」の巻②
なぜか隠れようとするジュニア。ミツルがカルメラ兄を捕まえようとしている隙に、ジュニアはきざらを持って逃げ出した。小鉄はジュニアを疑った。カルメラ兄のところへ行き、残りのきざらも持ち出すジュニア。そうとは知らず犯人は誰かと考えるチエとおバァ。テツが無実の罪をかぶれば丸く収まると思いついたおバァ。チエとテツはお金を持って酒屋へ謝りに行く。だがその時にはきざらは酒屋に戻されていた。テツの行動に感動するミツルだった。
第4話 雨の日・父の日の巻
学校で明日は父の日だと知ったチエ。せっかくだからテツに何かしてやろうと思い、おバァと相談する。テツがして欲しいことをしてやろうということになる。嬉しさのあまり何も思いつかないテツ。外が雨なのを知り、家族でカブをやることに決めた。一方、電話の音で目が覚める百合根。息子のカオルからの電話だった。その電話で今日は父の日だと知る。感無量の百合根にとことんつき合うジュニアと小鉄だった。
第5話 無口な「う~」テツの巻
前日の晩御飯から全然喋らなくなったテツ。魚の骨が喉に詰まったのが原因。だが晩御飯のおかずで魚らしいものはチリメンジャコだけだった。テツの見張りを頼まれた小鉄。この前の「きざら」の件で罪をかぶったテツに恩返しをしろとジュニアを呼んだ。チエが学校から帰ると家が荒れていた。テツの喉から出てきたのはホッチキスの針だったのだ。チリメンジャコの袋についていたものだ。喋れるようになったテツはヨシ江に離婚じゃ離婚じゃと叫ぶのであった。
第6話 梅雨明けの夜の狂宴の巻
チリメンジャコの一件以来、誰彼かまわず強気なテツ。チエは拳骨に相談した。テツの横暴ぶりを聞いて拳骨が思いついたのは、ヨシ江にお酒を飲ませてテツを困らせることだった。チエはカクテルを作る役になった。味見をしすぎたチエは自分が酔っぱらったことに気づかなかった。だんだんヨシ江も酔いだして収集がつかなくなっていく。やがて、テツがヨシ江をおぶって家に帰っていたのをチエはかすかに覚えていた。
第7話 上等の迷い猫の巻
チエとヒラメはついてくる迷い猫を振り払おうとに走っていたが、結局振り切れず。仕方がないのでポスターを作り飼い主を探すことにした。猫同士ならば何かわかるはずと小鉄を呼んだ。上品な迷い猫は小鉄とは相性が悪かった。ジュニアを呼びに行く小鉄。ポスターをコピーしに行ったヒラメはテツに会い、ポスターをテツに見せるとテツは不気味に笑う。みんなが家に戻ると迷い猫はテツになついていた。
第8話 テツになつく不吉な猫の巻
迷い猫を妙に可愛がるテツ。なかなか飼い主が見つからず心配するチエとヒラメ。それと同時にチエは、迷い猫がテツになついているのが不吉な予感がした。チエが家に帰ると迷い猫はいなかった。店番をしているとテツが上機嫌で帰ってくる。飼い主が見つかりお礼をしてもらったと言う。そこへヒラメと丸太がきて、テツが丸太の名前で迷い猫をペットショップに売ったことを知る。しかし、迷い猫の本当の飼い主ははヤクザの親分だと聞くと、テツは喜ぶのだった。
第9話 歓迎東京ヤクザ様の巻
あれから一週間。なかなか来ないヤクザにテツはイライラしていた。町中に張り紙をする始末。百合根は店が定休日だったのでテツを隔離するために家を提供した。丸太は必死でテツを探していた。丸太の家にヤクザから電話がきたのだ。それを聞いたテツは急いで丸太の家へ行った。迷い猫の飼い主は東京のヤクザで、猫を一度東京に連れて帰っていたのだった。待ってましたとばかりヤクザを歓迎する体勢に入るテツだった。
第10話 真夏のエンドレス・カブpart1の巻
店が繁盛してテツのことは放ったらかしなチエ。その横で百合根の相手に忙しい小鉄。とうとうヤクザの団体がテツのところにくる。全く緊張感のないテツを見てペースを掴めない親分。気の荒いヤクザ達を相手にテツはカブを始める。ルールはどんなに勝っていても寝てしまったら勝った分はチャラという果てしない勝負。そんなことをしてるとは知らない百合根。チエに泊まっていけと言われるが家に帰っていった。
第11話 真夏のエンドレス・カブpart2の巻
チエが朝起きても誰も帰ってきてはいなかった。百合根のところへ小鉄を迎えに行くチエとおバァ。お好み焼きを焼く音がするものの、店には本日休業の文字。百合根は家に帰ってから寝ずにお好み焼きを焼き続けている。状況を説明しているうちに百合根は寝てしまう。おバァの提案で睡眠薬入りのお好み焼きを親分に食べさせようとするが、テツがそれを食べてしまう。その後、テツは何故かツキまくる。そんな中、あの迷い猫にそっくりの男が来た。
第12話 真夏のエンドレス・カブpart3の巻
迷い猫そっくりの男は周囲のヤクザから「会長」と呼ばれる謎の人物。そしてテツの最も苦手とするしつこいタイプの男だった。火の粉がかからない内にと、その場からいなくなるチエとおバァ。今度はその会長とテツの勝負になる。異様な雰囲気の中、テツのバカヅキは続いていた。何枚もの小切手を切られても勝った気にならないテツ。しかし、一瞬の気のゆるみで、とうとう寝てしまう。勝負が終わったと、緊張の糸の切れた会長。だがテツの「寝てないど~」という言葉を聞き、ショックで会長は倒れる。それはテツの寝言だった……。