コミックス資料館

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第63巻 <もくじ>

「建て直しはどこ…?」の巻
「今年の一年をふり返る」の巻
「新聞記者と用心棒」の巻
「聞け!! 市民の声①」の巻
「聞け!! 市民の声②」の巻
「正義の交番調査団」の巻
「危険な保証人」の巻
「最後の保証人」の巻
「百合根 禁酒日記」の巻
「祝・交番本日開店」の巻
「旅へ逃げる」の巻
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第1話 「建て直しはどこ…?」の巻
下校途中、チエはヒラメにクイズを出した。おなじみのどこかが“建て直し”をするというのだ。答が思いつかないヒラメ。チエはもう一人の答を知る人物、百合根のお好み焼屋で答を明かそうとヒラメを誘うことに。お好み焼屋でチエ達はテツと会う。テツの思いつきで交番へミツルを冷やかしに行くが、テツはびっくりする。交番が建て直し中だからだ。テツは勝手に刑事と名乗って工事現場に入るが、厚かましい行動に逃げるみんな。夜になってテツが帰ってきた。テツは落ちてきたカナヅチが当たり、頭にタンコブを作っていた。
第2話 「今年の一年をふり返る」の巻
学校新聞の記者をしている丸太。“今年の一年を振り返る”というテーマで取材をしており、おバァを相手にインタビューすることになった。毎年テツのおかげでロクでもないことばかり起こるおバァは暗くなる……。丸太にテツには会わないようにと忠告するチエだったが、そのテツに帰り道に会ってしまう。テツはラジカセを丸太から取り上げて、勝手に丸太の取材に協力することに。向かう場所はカルメラ亭、テーマはなんと“交番の建て直しについて”。ミツルが嫌いなカルメラから罵詈雑言がどんどん出てきてテツは大喜び。
第3話 「新聞記者と用心棒」の巻
テツは丸太を公園のベンチまで呼び出した。テツは丸太の記者活動の用心棒になると勝手に申し出た。テツには絶好の暇つぶし、丸太には大迷惑なことだが……。ヒラメの家に電話を掛けて、丸太の不在を知ったチエ。テツと一緒にいる予感がして、行方を聞きにおバァのところへ向かう。おバァの家では偶然ミツルが顔をだす。そこでテツが“市民の声”を録音していることを聞きテツから逃げるのだった。一方のテツは、不良や酔っぱらい相手にインタビューをしていた。やがて、念願のヤクザが現れて大喜び。
第4話 「聞け!! 市民の声①」の巻
丸太が持っているテープにはマジメなインタビューが入っていた。チエは、もう一本別のテープがあるのでは、とにらみ睡眠中のテツの腹巻きを探るが失敗。テツはお好み焼屋に行き、ある来客を待つ。来客とは昨日捕まえたヤクザのこと。昨日収録した警察への苦言を再生しようと、ラジカセを持ってこさせたのだ。後はミツルを呼ぶだけ、とテツはある知恵を思いつく……。チエは下校途中にミツルと会う。ミツルはお好み焼屋で客がヤクザ風の男に絡まれているという通報を受けて向かう途中。チエは怪しさを感じて付いていく。
第5話 「聞け!! 市民の声②」の巻
チエとミツルはお好み焼屋に到着。先にチエが店の中を覗くと二人のヤクザがいた。チエが二階にあがった直後に鉄板の影に隠れていたテツが登場。ミツルをまんまと捕まえることに成功する。逃げるミツルの自転車の荷台にラジカセを持って飛び乗るテツ。ラジカセのスイッチを入れて交番建て替えに対するどぎつい文句が大きな音でこだまする。たまりかねたミツルは人気の少ないひょうたん池へ自転車を向けるが、バランスを崩して転倒。テツと一緒に池に落ちてしまう。
第6話 「正義の交番調査団」の巻
丸太とヒラメが出来上がった学校新聞を持ってテツを訪ねてきた。テツは交番への“市民の声”が載っていないことに不満。次号の取材と称してミツルの交番の調査に向かうのだった。交番はほとんど完成していた。テツは丸太にスプレーで落書きせよ、とアホな命令をするのだが……。夜になり、カルメラ兄弟が新年の挨拶がてら店に呑みにきた。テツはカルメラ兄弟にどんどん酒を勧める。最後にすっかり泥酔した兄弟を送っていくのだが、連れていったのは交番の前。カルメラをのせて落書きをさせるとそこには警官が……。
第7話 「危険な保証人」の巻
ジュニアが大慌てで小鉄の所へ向かう。警察からの電話でカルメラ兄弟が捕まったことを知った百合根、酒を呑んで警察に行こうとしているのだ。二匹がお好み焼屋に着いたときには時すでに遅し。百合根は完全に出来上がって警察にいくところだった……。カルメラ兄弟が捕まった話を聞いたおバァはテツを問い詰めていた。その時ミツルがきて、保証人として呼んだ百合根まで泥酔していたという。テツはワシの出番とばかりに交番へ向かう。
第8話 「最後の保証人」の巻
酔っぱらいの百合根は交番の居間でゴネていた。“新年会”気分で呑んでいて酒を切らしているので爆発寸前なのだ。ミツルも焦り始める。その頃、おバァは電話の前で構えていた。電話線を切ろうかと悩んでいた矢先、電話のベルが鳴る。ミツルが“最後の保証人”拳骨を呼んでほしいというのだ。体裁を考えて直接掛けるのをためらうおバァは小鉄が電話を掛けたことにして拳骨に連絡を取ることに……。やがて交番に向かった拳骨は全員に一ヶ月の禁酒をさせることを条件に四人を引き取ったのだった。
第9話 「百合根 禁酒日記」の巻
交番での泥酔騒動から一夜明けて、百合根の一ヶ月の禁酒生活が始まった。朝早くからチエの家に顔をだす百合根が宣誓をし、毎日朝晩シラフの姿を見せることを誓うのだった。その後ろではジュニアが監視。その日以降、雨の日も雪の日も律儀に来る百合根。しかし、時を追うごとに幾度か禁断症状が現れて大変なことになっていくが、乗り越えるとじつに純真な真人間になる百合根だった。やがて禁酒生活残り五日になり、百合根は雨戸を締めて部屋に篭もりだす。最終日、応援するみんながカウントダウンを始めるが……。
第10話 「祝・交番本日開店」の巻
ヒラメとチエはは、新しい建物で業務をはじめた交番を見に行く。しかし、中を覗いたらなんとテツがいた。ミツルが新人警官と巡回から戻ってきたが、テツがまだいると知り再び離れてしまう。苦労するミツルと同様に、おバァも苦労していた。病院通いのおジィが病院仲間をよく家に連れてくるのだ。チエと話していた矢先、病院仲間が大勢押しかけてきたからおバァは避難することに。老人の集まりを見つけたテツは、交番へ連れていく。新築の交番を見て、福祉に金を回せと大騒ぎ。そのとき、老人の一人が倒れてテツは逃げ出す。
第11話 「旅へ逃げる」の巻
テツは倒れた老人の安否の事で頭がいっぱい。ミツルと仲の悪いカルメラ兄弟に交番へ事情を聞きに行かせるテツ。悪い知らせだったら旅にでるとまで言い出すが……。兄弟は結局ミツルから話を聞くことができず、おバァの家へ行くことに。そこでは事情を知ったチエ一家が笑顔で兄弟を迎えた。倒れた老人の奥さんからもらったカステラを食べながらことの経過を話すおバァ。もともといつ倒れてもおかしくない老人を、最善の倒れ場所に連れて行き、家族に感謝されているのだ。それを知らぬテツは旅の準備をはじめていた。