コミックス資料館

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第31巻 <もくじ>

秋の夜のプレゼントの巻
その名はサトミの巻
「テプ」「パプ」「テツ」「パパ」の巻
親捜しの面接の巻
一枚の写真の巻
「どいつがサトミじゃ」の巻
ヨーデル・サトミの巻
白浜のヨーデル男の巻
歌うカルメラの巻
カルメラ親衛隊の巻
ヨーデル・サトミ物語の巻
ジュニアのマフラーが猿を呼ぶの巻
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第1話 秋の夜のプレゼントの巻
テツは「今日は一発読書の秋しちゃおう」と言うとカルメラ兄弟に本を買いに行かせた。その話を聞いたチエは呆れるが、カルメラが買ってきた“実録八十日間世界ケンカ一周”という本を、テツは本の内容に文句を言いながら読破してしまった。その夜、テツがケンカの夢を見ていた頃、チエの家の前に赤ちゃんを置く男が……。夢の中のテツはサイのような奴と対峙していた。サイ男は赤ちゃんのチエを投げてしまい、テツは受け止めようと走る。寝ぼけて外へ飛びだしたテツは、なんと本物の赤ちゃんを抱いた状態で目を覚ましたのだった。
第2話 その名はサトミの巻
テツが寝ぼけて抱いていた赤ちゃんを見たおバァ、おジィ、ミツルは大騒ぎ。赤ちゃんがオシッコをしたのでオムツを変えようとしたら、中からサトミと名乗る人物からの手紙が入っていた。しかしテツはサトミという名前に心当たりがない。その後、おバァとミツルは赤ちゃんが唯一なつくテツが育てた方が良いという話に……。その話を外で聞いたチエは拳骨を呼んでくる。しかし、拳骨もおバァ達と同じ意見に達し、結局テツに全部押し付ける形で皆逃げるように帰ってしまった。
第3話 「テプ」「パプ」「テツ」「パパ」の巻
チエはこの頃、睡眠不足に悩まされていた。その上、今はテツにしかなついていない赤ちゃんが自分になついた時のことを考えると、チエは気が気ではなかった。チエが家に戻ると案の定、テツが赤ちゃんに母親はチエだと教え込んでいたが、やはりテツ以外にはなつこうとしなかった。そこへおバァがやって来た。おバァは色々調べたが見当つかずで、さらにテツに子供を預けるような人間が本当に引き取りに来るのかといった話に。そんな最中、赤ちゃんが言葉を話し始めた……。
第4話 親捜しの面接の巻
テツは散歩するといって赤ちゃんを連れて外に出た。そこでテツは自分以外にこの赤ちゃんが泣き出さない人物を捜そうとしていた。まずは百合根、カルメラ兄弟で試すがダメだったので、このメンバーで人通りの多い所で手当たり次第に捜し始めた。その様子を見ていたコケザルはチエの家に様子を見に行くことに。そのとき例のサトミからの速達が届いた。コケザルは速達を勝手に受け取ってしまう……。
第5話 一枚の写真の巻
前日はテツが百合根の所に泊まったのでチエは朝から元気だった。放課後、チエはコケザルに会った。コケザルはテツが外で作った子供をお好み焼屋で育てていると変に勘ぐり、チエに忠告しに来たのだ。コケザルはチエに速達を見せるが、チエは怒って取り上げる。チエはその後、ようやく帰って来たテツにその手紙を見せると、テツは同封された写真を見て、何かを思い出したように「全員集合じゃ~」と叫び出した。
第6話 「どいつがサトミじゃ」の巻
テツはやっと赤ちゃんの親がわかりそうな予感がしてスッキリしていた。一方、チエはヨシ江と赤ちゃんの散歩をしていて、百合根とカルメラ兄弟の旅行を知る。彼らは騒動に巻き込まれてはたまらないと逃げだしたのだ。その頃、チエの家には鑑別所時代にテツがいた班のメンバーが集合していた。そこでテツは皆の本名を聞いた。しかし残念ながら「サトミ」はいなかった。そこへ遅れて捨丸が出産祝いを持って到着した。捨丸は駅前で赤ちゃんを抱くヨシ江を見てすっかりカン違いしていたのだ。
第7話 ヨーデル・サトミの巻
捨丸が勘違いの出産祝いを持って登場した時、テツは慌てて下に落ちてノビてしまった。その間におバァが皆に赤ちゃんの事情説明をして、速達に同封されていた写真に話がおよんだ時にテツが復活。話の間ずっとボケっとしていた捨丸だが、やがてサトミに会っていたことを思い出す。しかし捨丸の記憶は断片的。おバァの提案でアダ名から探ってみることに。やがてついに犯人の名前が明らかになった。その名は「ヨーデル・サトミ」。その頃、白浜の温泉で百合根とカルメラ兄弟の耳に入ってきた歌もちょうどヨーデルだった……。
第8話 白浜のヨーデル男の巻
しばらく出番の無かった小鉄とジュニアは今まで紅葉見物で行った箕面で猿の大群と格闘していた。ようやく家に戻った小鉄だったが、家に着くなりチエに赤ちゃんの世話をまかされる。こうして、赤ちゃんから手が離れて店の準備をするチエだったが、そこへカルメラ弟が様子見にやって来た。チエはカルメラ弟から白浜でヨーデルを歌う男がいて、その男をカルメラ兄がどついた話を聞いた。チエはそのヨーデル男がサトミではないかと思い、すぐおバァに連絡した…。
第9話 歌うカルメラの巻
おバァはテツが帰ってくる前に、チエとカルメラ弟を連れて白浜へ向かった。後にテツはミツルと一緒に家に帰ってきたが、そこへサトミからの速達が届く。それには自分がヤクザにどつかれてステージを追われたことと地図が書いてあった。二人も白浜へ向かうことに。その頃、白浜ではカルメラ兄がステージ衣装を身にまとっていた。旅館の主人に見込まれて、ステージに立てば宿泊費が浮くことになったのだ。やがてチエ達が白浜に到着し、カルメラ弟がサトミを連れて来ようとするが、サトミはちょうど入れ違いで一人バス停に座っていた……。
第10話 カルメラ親衛隊の巻
カルメラ弟からサトミは舞台にいないと聞いたおバァは、チエと風呂に入って知らせを待つことにした。その頃、バス停で座っていたサトミはテツと出会った。しかしテツは会った瞬間にサトミをどつく。それまで一度もサトミには手を出したことがなかったテツだったのだが……テツはサトミをどついたヤクザの居場所を聞き、宴会場へ向かうことに。そこではすっかりここの人気者となったカルメラ兄がアンコールに答えるところだった。そこへテツが乱入するが、逆にカルメラ兄ファンの親衛隊に袋叩きにあってしまった。
第11話 ヨーデル・サトミ物語の巻
この日チエの店は定休日。赤ちゃん騒動が一段落してチエはシミジミとすごそうとするが、おジィとおバァ、そして拳骨が訪ねて来た。さらにサトミから速達が届き、捨丸が昔のアルバムを持って来たので、皆で手紙を読みながら振り返ることにした。手紙にはテツとの思い出から出所後の生活、そして子供の事と続き、最後には近況が書いてあった。しかし最後の紙の裏にもまだ続きがあり、そこにはチエの話を聞いたサトミが今度はチエの写真が欲しいと書いてあった……。
第12話 ジュニアのマフラーが猿を呼ぶの巻
大晦日で忙しいおバァは邪魔なテツに千円を渡して家から追い出した。そしてテツはお好み焼屋に行くが、そこでは百合根がジュニアのマフラーの布を切っていた。先日、ジュニアが箕面の猿軍団と戦ったとき、ボス猿に取られたマフラーの代わりなのだ。マフラーを忘れたテツは残りの布を首にかけて外へ出る。それが元になり猿の大群に尾けられることに……。猿軍団が西萩まで復讐に来ていたのだ。そして夜。たまたま女性陣が留守でテツと小鉄、そしてジュニアしかいなかったチエの家に突然猿の大群が急襲をかけた……。