夏目漱石

小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。『吾輩は猫である』『こゝろ』などの作品で広く知られる、森鴎外と並ぶ明治・大正時代の文豪。シリーズ第一巻、第五巻の中心人物。


「無用の人は
無用の道を貫くべし」

ネコ

物語では明治三十八年六月 漱石宅に現れたとある。「朝は飯櫃の上 昼は縁側 夜は子供のすとんのなかで猫は眠った ときに漱石の便所につきあわされるのは災難ではあったが、おおむね平和な生活であった」


「ニャニャ~ッ」

太田 仲三郎

明治時代から昭和時代にかけての実業家、作家。東京府出身。号は西涯。明治大学学生当時、東京帝国大学と明治大学で教鞭をとり、小説「坊っちゃん」の構想中だった夏目漱石と交流があったらしい。


「金力善用の精神で
すなわち生きる」

堀 紫郎

明治時代の侠客 ひょんな事から漱石と知り合いになる。若い頃には東京帝国大学でラフカディオ・ハーンの講義を聞くなどインテリな面を合わせもつ。一家をなしたのち、大正十一年引退。大正十二年暴徒に殺害される。


「『坊っちゃん』が怒るもんはもっと
ほかにあるんじゃねえですか」

森田 草平

作家、翻訳家。本名森田 米松。夏目漱石の門下生の一人であるが、特に私生活での不祥事が多かったことから、門下生の中では異色の存在として扱われることが多い。第二巻以降もたびたび登場する。


「明子(はるこ)さん・・・」

荒畑 寒村

日本の社会主義者・労働運動家・作家・小説家。元衆議院議員。幸徳秋水や堺利彦らが主張する非戦論に共鳴し、社会主義に接近する。1908年赤旗事件で検挙され入獄し、結果的に「大逆事件」での検挙・処刑を免れる。この流れは第四巻に詳しく。

「山県のイヌが怖くて
アカイヌ鍋が食えるかい」

ラフカディオ・ハーン(小泉 八雲)

新聞記者、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家。一般的に知られているラフカディオは、彼のミドルネームである。明治37年(1904年)「怪談」を出版。日本人以上に、日本の心を理解しようとした異邦人。

「わたし
好きです さびしこと」

森 鴎外

明治・大正期の小説家、評論家、翻訳家、劇作家、陸軍軍医、官僚、医学・文学博士。本名は森 林太郎(もり・りんたろう)。夏目漱石と並ぶ文豪と称される。大学卒業後、陸軍省派遣留学生としてドイツで4年過ごした 。ドイツの物語は第二巻に詳しく。(鴎の字は略字)

「まことに
江戸は 遠くなります」

伊集院 影韶

東京警視庁警視 総裁山県有朋の信を厚く受ける。柔道四段の達人。物語では時代をリードする、パワーエリートの象徴として書かれている。第二巻以降もたびたび登場。


「所詮 江戸もの
策はあり申す」

平塚 明子(らいてう)

思想家・評論家・作家・フェミニスト。戦前と戦後に亘る女性解放運動・婦人運動の指導者で、後年には平和運動にも関わった。物語では古い価値観を壊す新時代の女として登場。


「女性は男性の
隷属物ではございません」

山県 有朋

陸軍軍人、政治家。陸軍大将から内閣総理大臣まで明治から大正にかけて幅広く活躍した。シリーズ第一巻から第五巻まで登場する。漱石と並ぶ、もう一人の重要人物。


「うー おっほん」

桂 太郎

陸軍軍人、政治家。陸軍大将から内閣総理大臣まで明治から大正にかけて幅広く活躍した。総理大臣時代には「ニコポン宰相」と新聞記者に書かれたことも。ニコニコ笑って肩をポンと叩き、政治家たちを手懐けるのに巧みだったためと言われている。

「いやあ 不肖 桂
匹夫ながら感じいりました」

坊っちゃんの時代公式サイト